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ほんの一瞬射しこんできたひかり。

でも、真夏は暑くないんだろうか。

大谷建築士のコメント
千倉さん、絶妙の問題提起。
庇のない大開口ですから、室内に差し込む日差しの量は相当なものだったでしょう。
ミースの’天才’をこの画像の中央にある一本の樹木が物語っています。
画像の樹木は移植されたばかりの高さ4メートル程度の落葉樹ですが、1932年当時の写真をみると8メートルをゆうに超える大樹が葉を繁らせて、開口部の半分以上を蔽っていたようです。つまり、テラスとリビングはこの大樹の木陰となり、日射環境をコントロールしていたんですね。
当時の大樹もおそらく落葉樹で、冬季は葉を落として室内への日射を妨げない。天然のブラインドです。
モダンの対極にあるヴァナキュラーな手法を自らの建築に応用していたなんて、やはりミースは天才です。


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