2004年07月11日

Canon EOS1D MarkII

今日ヨドバシカメラで、Canon EOS1D MarkIIを触ってきた。
ファインダーを覗いた瞬間、その明るさに感動。
いつも使っているNikon D1xとの比較になるが、くっきりとしていてとても見易い。
それだけで欲しくなる。

820万画素は、各誌でも評価されている通り十分な画素数だと思う。
実写データをPCで確認した訳ではないので、そのあたりは専門誌に任せるとして。
とにかく、そのファインダーにはほれたね。
D1xは「像が小さい」などと言われているが、私の使い方では悪くはない。
Minolta α-9xiを使い始めてからだと思うが、私はハイアイポイントに慣れてしまっていて、
とにかく、接眼レンズからかなり目を離してのぞく。
D1xは、像が小さいから、ハイアイポイントでも像全体が見渡せて都合がいいのだ。
たまにα-9xiのファインダーを覗くと、像が大きすぎて全体が見渡せなくて困ったりもする。
ということで、D1xの像の小ささは、私にしてみればそれなりに意味があって都合がいいのである。

しかし、だ。
Canon EOS1D MarkIIのそれは、明るくてくっきり。その見え方の違いは結構ショックだったなあ。
像はD1xよりも大きいが、ハイアイポイントでもほぼ全体が見渡せる。
しかも、右側に露出メーターが縦に付いていて、当然だけど0位が太く、上がプラス、下がマイナス。
横位置のときはいいよね。
これを縦で構えると・・・試していないが、左がプラス、右がマイナスになるのだろう。
数直線上で左がプラス、右がマイナスって・・・どうも感覚と合わない。
横位置の時に像の左側に露出メーターがあればいいんだよね。
そうすれば、縦位置グリップで縦に構えた場合もプラスマイナスの方向が正しくなる。

Canon EOS1D MarkIIも縦に構えた場合は上記のようになるが、ニコンは、伝統的にこの表記が感覚と逆だ。
数直線だと考えると、いやそうでなくても一般的には右がプラス、左に行くほどマイナスではないか。
ニコンはこれが逆なのだ。
D1xでは、露出メーターは横位置で像の下に横表示だから、右に目盛りが出ているときはマイナスということ。
縦に構えると、上がマイナス、下がプラス。
どうしてこうなっているんだろう。

露出メーターが私の感覚にもっとも合っているのはミノルタ。
当然右がプラスで左がマイナス。これを縦にしても上がプラスで下がマイナスになる。
よくできている。
ミノルタのメーターはもっとよくできているのだが、それはまた別のエントリーで書くことにする。

さて、Canon EOS1D MarkIIだが、ファインダーは上記の通り素晴らしいし、その他カメラとしても立派。
デジタル部のメニュー選択はボタンを押しながら行なう方式で、これは以前から慣れないなあと思っていたが、それを差し引いても魅力あるカメラだった。

ニコンとの文化の違いはかなりの部分で存在するのだが、レンズの豊富さをとってみても、キャノンも欲しいなあと初めて思った。

Canon EOS1D MarkIIはちょっと高いから、10Dなら、とファインダーを覗いてみたけど・・・。
やはり値段の差はファインダーにあるのではないか、というくらい違う。
まずハイアイポイントでは像全体が見渡せない。当然情報表示も見えない。
これでは私の使い方では上手くない。
何を偉そうに、ということでもあるが、やっぱりCanon EOS1D MarkIIがいいなあ。
60万円弱の表示。レンズも持っていないから買わなくてはならないので、また100万円近くの出費になる。
それはどうかと思うが、でも欲しいなあ。

Posted by shed at 2004年07月11日 00:00