2004年09月16日

D2Xの正体

9月末に開催されるフォトキナに向けて、各社から新製品の情報が発表されている。
9/15には、コニカミノルタのα-7デジタル。
そして今日9/16、D2Xが正式に発表された。
D2X-1.jpg
私が3年間使っているD1xの実質後継である。

機種名も想定され、仕様の噂だけで雑誌の紙面を賑す存在だったけど、おおよその予想は当たっていた。
ということは、「すっげー」という感じでもなく、「ふーん」という仕様だったということ。
ニコンも「デジタル一眼レフの新スタンダード」と言っているように、すっげーことを実現できた訳ではないということのようである。
独自開発のLBCASTを使わずにCMOSにしたということは、これも噂通り、LBCASTのチューニングがうまくいかなかったということなのだろうかねえ。これは残念。

画素数は、1240万画素。D1xの590万画素に比べて約2倍。
1998年頃、「1200万画素の一眼デジカメが出たら買おう」と思っていたが、いよいよそのスペックがスタンダードになるという感じである。

どうして1200万画素だと思っていたかというと、350dpiでA4サイズを満たすことを必須条件としていて、3000×4000ピクセルが必要というのが当時の私の理由。

今年の2月頃には、「1200万画素のD2X試作機が届いて、テストをしている」という情報が入ってきていたのだけど、その時にでさえ「1200万かあ」と思った。だってキヤノンが既に35mmフルサイズで1110万素機を出していたし、「すっげー」ではなかった。

なぜ590万画素のD1xを買っちゃったか、ということだが、約600万画素あれば私の関与する仕事のほとんどが「大丈夫」だと判断できたから。
3000×2000ピクセルだと、350dpiで約A5サイズになる。当時は「リサイズしてはいけない!」と思い込んでいたのだが、そもそもD1xの画像生成過程にはリサイズ処理が入っているし、実際にリサイズ処理を行わないなんて効率が悪い(詳細は割愛)。
必要だから買ったと言えば聞こえがいいが、欲しかったから買ったのである。確かボーナス分割払いで。

D1xを買ってから3年。1200万画素になったらと言っていた頃からすれば6年。ようやく当初の仕様を満たすデジカメが登場したということになる。
この間にデジタル一眼レフを使っていたという経験は、これから始めるのにくらべればやっぱりアドバンテージがある。実際に自分で買って使ってみないと詳細はわからないもの。
しかも、D2xが出たからといって、D1xが使えなくなる訳でもなし。
僕は買わないよ、きっと。
そうそう、銀塩のF6も発表になっていたが、これは小さくてよさそう。F6サイズのデジタルが出たら欲しい。F6は裏ぶた交換でフルサイズのデジカメになるんじゃないかとか噂されていたが、それも楽しみ。

D2xが登場した、ということの記録のためのエントリーでした。

Posted by shed at 2004年09月16日 22:47