昨日、渋谷公会堂に、UAのライブ見に行ってきました。
正直、今まで見たライブの中で、一番よかった。(そんなに頻繁にライブ行ってるわけでもないんで、数少ない経験の中で)
なにがよかったって、2時間くらいのライブの間、UAの世界に完全に浸ってしまったということ。
ライブだからそんなの当たり前じゃん、っていう気もするけど、実際は、以外とそうでもないことも多いです。
CDの演奏と比べて聴いてみたりとか、演奏してる人に集中しちゃって、実は曲の全体をあんまり聴いてないとか、たてのりなライブだったら、曲に合わせて歌ったり踊ったりしてるのが楽しかったりとか。
でも、昨日は、完全に浸ってしまいました。持って行かれてしまったというか。
白い舞台で、譜面台も椅子も白くて、UAの衣装も白くて、舞台の背景に真っ白なスクリーンがあって、そこに音楽にあわせて映像が映るんだけど、その映像があったからかもしれません。
影絵のような楽しい絵だったり、ずっと遠くまで続きそうなそれでいてとても淡いプルーだったり、薄い薄いグリーンだったり。
音と映像で、僕はその世界に連れて行かれたわけですが、もし、においや、肌で感じる湿度まで演出されてしまっていたら、もう戻って来れなくなるんじゃないかと思うくらい。
アンコールの2曲目で、ジャングルの中で歌うUAを思わせるような曲があったけれど、管や太鼓が、動物たちの鳴き声のように聞こえて(これは、絶対そういう演奏をしているんだと思うけど)、じっと目を閉じて聴いていると、森の、あのちょっとじめっとして、緑の濃い、なんともいえない匂いがしてくるような気がしました。大げさではなくほんとにそんな感じでした。
UAの声は、楽器なんだなぁと思います。体から音が出てきてる感じ。
歌い方とか声の質とかそういうものを越えて、音が出てきてる感じです。
たまたま僕たちが聴きやすくて楽しめるように、演奏に合わせて歌詞をつけて歌っているだけ。
そんなところも、UAの世界に引き込まれてしまった理由かもしれません。
SPEEDSTAR RECORDS UA ALBUM『SUN』 スペシャルサイト